本記事の目次
前回のおさらい:高学歴ならベンチャー企業がおすすめ!?
「ベンチャー企業就職のリスクは高い!?」というお題にて議論した前回。
ざっくりまとめると、下記のような議論となりました。
- ベンチャー企業は、たしかに倒産のリスクが大企業より高い
- しかし、だからといってベンチャー企業が「リスクが高い」とは言い切れない(転職が十分に可能であるため)
- むしろ、大企業就職の方が、「リスクが高い」場合がある(転職しえない業務に長期間従事する場合もあるため)
- 「ベンチャーにしか行けなかった人」は、ベンチャー企業で活躍できず、成長できず、よろしくない未来が待っているかもしれない
- 一方、高学歴で「あえてベンチャーを選んだ人」はベンチャー企業で活躍できる可能性が高い
- つまり、「ビジネスマンとしての戦闘力」の成長が見込め、リスクどころか年収UPが叶いやすい
このように、前回はベンチャー企業のメリットとデメリットを考察しました。
では、大企業就職のメリット・デメリットは一体何なのでしょう?
本記事では、大企業就職の実際に迫ります。
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今回のお題:大手企業就職のメリット・デメリットって?
大企業就職のメリットとは?
大企業就職のメリットは、、、ずばり!
安定して給与が上がっていく
という点です。
そのうえで、大企業はベンチャー企業ほど倒産するリスクは高くはありませんし、「自分の年収が何歳になったらいくらになるのか?」という点が見えやすいと言えます。
ここで何が気になるかというと、「給与の上がり幅」ですよね!
というわけで、動画内でもゲストの武田さんからこんな疑問が投げかけられました。
30歳で年収1,000万円を超える企業はたくさんありますか?
なかなか年収チャンネルらしい、ストレートな質問です。笑
しかしながら、あっさり「全部で50社もないんじゃないかな・・・」と答える株本氏。
そして、その答えに愕然(がくぜん)とするマリエさんと武田さんのお二人・・・。
「知らない」ということは、かくも恐ろしいのです。。。
大企業が「安定している」と言われる理由
さて、話を「大手企業のメリット」に戻します。
大手企業は給料が下がることが少なく、「何歳になればいくら(もらえるか)」が分かりやすく決まっている。
これに加えて、株本氏によれば、一般的に、大企業はベンチャー企業ほど、(年収が)能力の高低に影響されにくいのだそう。
つまり、大手企業に入ることができれば、万が一自分が(仕事的に)「ポンコツ」で、能力が低かったとしても、そこまで給料に影響しにくいという面があります。しかし、ベンチャーに入って「ポンコツ」であれば、あまり稼ぐことはできない、ということになります。
逆に、能力が高い場合でも同じことが言えます。
大企業だと、大きな成果を残したとしてもそこまで給与へ反映されるわけではありませんが、ベンチャー企業であれば、給与へダイレクトに反映される可能性が高まります。
上記が、大企業は「安定している」と言われる所以です。
大企業就職のデメリットとは?
大企業は、必ず給与が上がっていくという給与体系・組織体系ではあるものの、上がり幅が緩やかな可能性が高いと言えます。
また、大きなデメリットとして「スキルが身につきにくい(場合がある)」という面が挙げられます。
というのも、大企業の場合、すごく大きな仕事の一部を任される可能性が高いためです。
これを舟でたとえてみましょう。
ベンチャー企業は、「舟を設計し、組み立て、漕ぐ」という一連の作業を一人で行わなければなりません。
一方、大企業は、「組み立て」の工程の中の「トンカチを打つ仕事」を任されます。
こうして(大企業で)トンカチを打ち続けて20代を過ごしてしまうと、仮に30歳で転職しようとなった場合、トンカチを打つ仕事にしか就くことができません。
もちろん、大企業である仕事に従事し続ければ、それだけ「プロフェッショナル」になれるということでもあります。
ただし、一般的には「前職で行っていた分野」を強みに、転職なり起業を試みるのでしょうから、その意味でもなかなかに“その後の道”を探すのは「難しい」と言えそうです。
その点株本氏は、「小さな船を自分で作れるんだったら、大きな船も作れる」と考えていると言います。
つまり、「小さな船(ベンチャー企業)」で、「必死に船を組み立てたり操縦した経験(ビジネスの全体スキル)」を積むことができれば、その船が大きくなったとしても、なんとか対応できるのではないか、というわけです。
繰り返しになりますが、大企業の場合は、はじめから大きな船には乗れますが、「いち船員」にしかすぎません。いきなり「この船を動かしてみろ」と言われても、どうしても無理が生じてしまう可能性があるのです。
では、「ベンチャーはなぜ1,000万円稼ぐことができるのか?」「1,000万円稼ぐには何が必要なのか?」といった点については、次回ご説明します!
⇒高学歴がベンチャー企業就職すると人生どうなるの?【vol.005】
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
30歳で年収1,000万円が目指せる大企業の例
今回の話にも出てきた「30歳で年収1,000万円が目指せる大企業はほとんどない」という点。
逆に、どのような企業であれば30歳で年収1,000万円を目指すことができるのでしょうか?
株式会社ヴォ―カーズが2016年9月に発表した調査レポートにて、「30歳で年収1000万円が狙える企業」が公開されていますので、そちらに沿って大企業の例をご紹介します。
残業量が多い分、年収が上がる大企業の例(広告・テレビ)
- 株式会社電通
- 株式会社博報堂
- 朝日放送株式会社
- 関西テレビ放送株式会社
- 株式会社テレビ朝日
- 日本テレビ放送網株式会社
- 株式会社フジテレビジョン
年功序列で1,000万円に到達する大企業の例(総合商社、銀行・保険)
- 伊藤忠商事株式会社
- 住友商事株式会社
- 丸紅株式会社
- 三井物産株式会社
- 三菱商事株式会社
- 東京海上日動火災保険株式会社
- 株式会社みずほ銀行
- 株式会社三井住友銀行
- 株式会社三菱東京UFJ銀行
成果主義型で、30歳で年収3,000万円を超える場合もある大企業の例(投資・証券)
- ゴールドマン・サックス株式会社
- GCAサヴィアン株式会社
- 株式会社日本M&Aセンター
- 野村證券株式会社
- メリルリンチ日本証券株式会社
高い技術力を持ち、年収1,000万円超えの大企業の例(IT・メーカー)
- グーグル株式会社
- シスコシステムズ合同会社
- 株式会社キーエンス
- プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(P&G)
圧倒的な頭脳と語学力で高給を稼ぐ大企業の例(外資系コンサル)
- アクセンチュア株式会社
- 株式会社野村総合研究所
- 株式会社ボストンコンサルティンググループ
- マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社
高学歴就活生は、「超難関大企業」か「ベンチャー企業」へ進もう!
以上、いかがでしたでしょうか?
今回は、大企業のメリット・デメリットについて、ベンチャー企業と比較する形で議論してきました。
記事後半では、具体的にどういった大手企業であれば、年収1,000万円に到達しうるのかについて、例示にてご紹介しました。
これらから、結果として下記の2点が示唆されました。
- 「超難関大手企業」に就職できたのであれば、そちらでも問題はない。
- しかし、そうでない場合は、ベンチャー企業に就職した方が実は賢いのではないか・・・?
次の動画では、改めてベンチャー企業側の話に立ち戻り、「ベンチャー企業での具体的な稼ぎ方」を、株本氏の実例を通してご説明しますので、是非ご覧ください♪
⇒高学歴がベンチャー企業就職すると人生どうなるの?【vol.005】
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