本記事の目次
前回のおさらい:お金持ちのライフスタイルとは!?
前回は株本氏に「お金持ちのライフスタイルはどういうものか?」についてお聞きしました。
議論した内容をざっくりまとめると
- 住居については恵比寿や麻布、六本木などのマンションやタワーマンションに住んでいる人が多い
- 食生活については高いものを常に食べるわけではなく、高いものでも躊躇なく食べることができるようになるだけ
- 遊びについては女の子や、旅行、ブランド物など人によって様々
ということでした。お金には、人によって色々な使い道があり、お金をつぎ込む場所は人によって全然違うようです。
株本氏によると、お金がたくさんあるからといって、いつも高いものを食べたり、贅沢するわけではなく、お金持ちになると、お金を使うことを躊躇しなくなるとのことでした。
家賃月30万円くらいのタワーマンションにすんだり、外食(高級店や食べログにのっている有名店)に行くことを楽しんだり、女の人と遊んだり、ブランド品や車などのモノを買ったり、旅行にたくさん行ったり、夢のある生活を送っているそうです。
お金があると迷うことなく、好きなことやものにお金を使えます。生活の幅が広がって、より豊かになれると思うと羨ましいですね!
ではどのようなキャリアを積めばそのような生活が送れるほどのお金を稼ぐことができるのでしょうか?
今回は、そんなお金持ちになれるキャリアのひとつをご紹介します!
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今回のお題:≪圧倒的勝ち組≫公認会計士がやってきた!
今回は元KPMGジャパン・あずさ監査法人の公認会計士、冨岡大悟氏をお迎えし、公認会計士について教えていただきました。
これまでの動画では、大手企業とベンチャー企業に大別してお話してきましたが、株本氏が言うように、「士業というキャリアも興味深い」ので、参考にしていただければと思います。
士業とは:弁護士や司法書士、公認会計士など「~士」と呼ばれる専門性の高い国家資格の俗称
士業は専門性が高い業種なので、それなりに高収入が見込めます。
特に公認会計士は2018年3月に東洋経済ONLINEが発表した「最新版!129の職業別年収ランキング」(東洋経済ONLINEより)でも第4位を獲得しており、年収は1,042.5万円を記録しています。つまり、公認会計士は、年収1,000万円を稼ぐためのキャリアとしてはとても魅力的といえるでしょう!
今回は、冨岡氏に具体的に公認会計士について語っていただきました!
どうやったら公認会計士になれるのか?
冨岡氏は、大学3年生の時に会計簿記の授業をうけて会計について知り、そして稲森和夫さんの書籍に書いてあった「会計が大事」という言葉に感銘をうけて、公認会計士を目指そうと決めたそうです。それから1年半後の大学卒業の年に公認会計士の試験に合格し、新卒で公認会計士の集まる大手の監査法人KPMGジャパン・あずさ監査法人に就職したそうです。
公認会計士の国家試験は、資格試験の中でも三大難関国家試験(司法試験、公認会計士試験、国家公務員1種)と言われるほど、難しい(合格率10%前後)といわれています。
冨岡氏によると、事実として、大学を卒業していない高卒の人でも合格している人はいるけれど、やはり東大などの難関大学を卒業している優秀で偏差値の高い人の方が合格率は高いとのこと。
公認会計士試験は中堅以下の大学では数人ほどしか合格者が出ないにも関わらず、成城大学卒の冨岡氏は見事合格。成城大学での同じ年の公認会計士の合格者は冨岡氏一人だけだったそうです。 成城大学の中で冨岡氏は抜群に優秀だったようです!
ちなみに、公認会計士の大学別合格率は、東大が30~40%、日大は3%ほどだそうです。同じ大学生が同じ試験を受けても、驚くことに合格率には約10倍もの差があり、大学の偏差値と公認会計士の合格率には相関関係があることがわかりました。
公認会計士→監査法人が王道ルート!?
公認会計士になるとどんなキャリアが待っているのでしょうか?
冨岡氏によると、公認会計士になると、10年に1回の就職難を除いては、どこかしらの監査法人(監査業務を行う公認会計士の集まる法人)に入れると思って間違いないそうです。そして、公認会計士合格者の半分以上は4大監査法人とよばれる監査法人に就職できるそうです。
4大監査法人とは、以下の4つです。
- あずさ監査法人
- トーマツ監査法人
- EY新日本監査法人
- PwCあらた監査法人
公認会計士のキャリアとしては、公認会計士試験に合格をしてから監査法人に就職するのが王道ルートと言えそうです。
しかしながら、公認会計士のキャリアとしては監査法人以外の選択肢ももちろんあります。
なぜなら、公認会計士は試験を通じて、会計や監査以外にも経済経営、財務・税務、企業法など多岐に渡って学び様々な知識を身に付けるので、できる仕事の幅が広がるからです。(公認会計士試験の試験科目:公認会計士試験の科目について)
例えば、監査法人以外の公認会計士のキャリアとしては、経営コンサルタントや企業のCFO(最高財務責任者)などがあります。もし公認会計士を目指す場合はこういった事も頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。
次回は、「公認会計士ってどんなことしてるの?」というお題にて議論していきます。お楽しみに!
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
公認会計士には高学歴が多いのか?偏差値と合格率の相関を探る
動画では、「公認会計士の合格率は偏差値と相関関係がある」という話が出てきましたが、実際に公認会計士の方々は高学歴なのか?学歴別の合格率や公認会計士の出身大学について調べてみました。
公認会計士・監査審査会の平成29年の公認会計士試験の合格発表についてを参考にし、学歴別の合格者についてグラフを作成しました。
公認会計士試験の学歴別合格率
公認会計士試験には、
- 短答式試験(マークシート方式)
- 論文式試験(記述式)
の二つがあり、短答式試験に通ると、論文式試験を受けることが出来ます。
上の図の青色のグラフは、願書提出者の合格率で、オレンジ色のグラフは論文式受験者です。
やはり、高校卒業の受験者に比べると、大学や大学院に在学中の受験者の合格率が高く、学歴による格差はあるといえるでしょう。
大学・大学院在学中の学生は合格率が高い傾向にあります。これは学生と社会人を比べた時に
・自由に学習時間がとれる
・一緒に勉強できる仲間がいる
・図書館などの学習環境が整っている
等有利な点が多く、これらが合格率を上げる要因となっているのかもしれません。学歴のあるほうが合格率が高いのは事実のようです。
ちなみに、公認会計士には受験資格の制限がありません。なので、たとえ大学を卒業していなくても何歳でも受験ができるので、優秀な方は高収入を狙って公認会計士の試験に挑戦してみてもいいかもしれませんね!
公認会計士試験の大学別合格率
大学別の合格者のデータは、公認会計士三田会調べ年度別合格者数一覧によると、平成29年度の大学別公認会計士合格者数は以下のようになっています。
確かに早慶や東大京大などの有名難関大学も多く、特に経済経営・商学部系統の名門大学が多くの合格者を輩出しています。また、慶応義塾大学の三田会や早稲田大学の稲門会など公認会計士の集まる伝統的なコミュニティを持つ大学は、合格者100名を超える圧倒的な実績を出しています。
まとめ:公認会計士は超難関資格だけど、夢のあるキャリア!
今回の記事では、冨岡氏のお話しをもとに、公認会計士にどうすればなれるのか?どんなキャリアを歩んでいけるのか?を学んできました。
公認会計士には
- 難関大学出身者が多い超難関資格
- 合格したら半分以上は年収の高い大手の監査法人に入る
といった特徴がありました!
公認会計士になるには、高い水準の学力と学習環境(専門知識を学べる大学や予備校、公認会計士のコミュニティ)が必要とされます。
このように、超難関資格である公認会計士ですが、年収1,000万越えも狙える大手監査法人に就職できたり、監査法人以外にも、色々なキャリアへの扉となりうる資格なので知っておくとよいでしょう。
次回は、「公認会計士ってどんなことしてるの?」についてお話していきます。お楽しみに!
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