本記事の目次
前回のおさらい:「株本パターン」が30歳までに年収1,000万円の最短コース・・・?
「20代で最も高確率で1,000万円稼げる『株本パターン』とは?」というお題にて議論した前回。
「株本パターン」とは、次のようなキャリアパスのことでした。
- 新卒でベンチャー企業に就職
- ベンチャー企業から大手企業に行く
- フリーランスになる
- 法人化し、起業
学生の方々が最も気になるのは、やはり[1]の「新卒でベンチャー企業就職」でしょうか。
では、「ベンチャー企業に就職する」とはどういうことなのでしょう?
本記事では、ベンチャー企業就職の実際に迫ります。
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今回のお題:ベンチャー企業就職とは?そのリスクは?
ベンチャー企業とは?
「ベンチャー」にはいろんな定義がありますが、株本氏の定義によれば、ベンチャー企業はあくまで「人数が少ない会社」であり、「今後の拡大を目指している会社」を指すとのこと。
たとえば、「すでに数百人の大きな会社」「上場しているような会社」などは、株本氏の定義に基づくと、「ベンチャー企業」ではありません。
あくまで「少人数で(事業を)まわしている会社」であり、例えるならば、“小さな舟”になります。
ベンチャー企業就職の「リスク」とは?
ここで、現役早稲田生の武田さんから、「(お話を伺っていると)ベンチャー企業にはリスクがあるように思う」とのコメントが。
それに対し、株本氏はそもそも「リスク」とは何なのかを具体化することで回答していきます。
通常考える「リスク」とは、動画内で武田さんが回答しているように「会社が倒産し、仕事がなくなってしまう末、お金が尽きてしまう可能性」のこと。
しかし。
株本氏は「(会社が倒産しても)仕事はなくならない」との回答。
というのも、たとえ会社が倒産しても「転職」という選択肢が残されているためです。
ベンチャー企業からの転職は難しくないのか
では、ベンチャー企業に就職した場合、転職はすんなりとできるものなのでしょうか?
株本氏は、こう答えます。
「大企業に長く勤めて倒産してしまう場合と、ベンチャー企業に長く勤めていて会社が倒産してしまう場合とでは、圧倒的にベンチャー企業に勤めていた人の方が転職できるケースが多い」
その理由としては、ベンチャー企業は(大手企業よりも総じて)「ビジネスマンとしての戦闘力が上がりやすい」ためであると述べます。
つまり、、、
◎ ベンチャー企業の場合は、人数が少なく、仕事をすべて自分でこなさなければいけない状況にある。したがって、自分でクライアントを開拓し、「営業→契約形態の決定→請求書の発行→入金の確認」まで、ビジネスに必要な一連の流れを自力で対処していかなければならない。この「環境」が、いちビジネスマンとしてのスキルの研鑽に大きく寄与する。
◎ 一方で、大手企業の場合で、たとえば同じ領域・分野の仕事に長年従事したような場合は、いきなり会社が倒産した場合はなかなか仕事が見つかりにくいと考えられる。
これらの理由から、ベンチャー企業からの転職は「難しくない」と考えられるのです。
※ただし、大手企業にももちろんメリットはあります!! ⇒そちらについては次回ご説明します。
ベンチャー企業就職の2パターン
ただし、ここで注意点です!
それは、ベンチャー企業で上手くいかなかった場合、つまり、「能力が低い人がベンチャー企業に行ってしまった場合」です。
この場合は、あまり明るい展望は望めない可能性が高いと言えます。
だからこそ!
「誰にでもベンチャー企業がオススメ」というわけではありません。
地頭がいい人、高学歴な人こそ、ベンチャーに行くべきなんです。
その理由は簡単で、高確率で活躍できるから。
より現実的に分類するならば、ベンチャーに就職する人には、下記の2パターンあります。
①ベンチャーにしか就職できなかった人
②あえてベンチャーを選んだ人
このうち、②の人ならば、おおよそベンチャーで活躍できると株本氏は言います。
※ここで少し宣伝
株本は、実際にベンチャー企業で働いた経験から、多数のヒトと会ってきました。学生の採用に従事していた経験もあります。
当サイトでは、就活無料相談も可能ですので、ベンチャーの適性を知りたい方は【こちら】からご相談ください♪
では、大手企業には全くメリットはないのでしょうか?
もちろん、大手企業就職にもメリットはありますので、次回ご説明します!
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
ベンチャー企業就職の失敗ケース考察
今回は、「ベンチャー企業就職のリスク」について取り扱ってきました。
そこで、年収チャンネル編集部からの補足解説として、「ベンチャー企業就職で失敗しがちなケース」についていくつかご紹介します!
ベンチャー就職失敗ケース①:目の前の「やりがい」だけで就職
ベンチャー企業では、柔軟な発想、機転の利いた対応、自分の職能にこだわらない積極性など「仕事以外のスキル・姿勢」が強く求められることがあります。
というのも、今回の話でも出てきたように、ベンチャー企業は「小舟」と言っても差支えありません。
その点、事業には「思いがけない荒波」が押し寄せてくることもあります。
小舟は巨大な舟とは違って、「荒波」に揺られて転覆の危機に迫られる場合もあるでしょう。
そのようなときに、自分の目の前の「やりがい」のみを優先していると、会社に「役に立たない人材」との烙印を押されてしまう危険性があります。
その分、小舟で荒波を乗り越えたときには、あなたは「問題解決能力」と「クルーからの評価」を得て、「ビジネスマンとしての戦闘力」が格段に上昇するに違いありません。
それを、「やりがい」と受け止められるヒトは、是非ベンチャー企業を検討してみましょう!
ベンチャー就職失敗ケース②:働いている人に、自分より圧倒的に優秀だと思える人がいない
ベンチャー企業に進む目的の一つには、スキルアップがあるかと思います。
もちろん、ベンチャー企業であれば「自由度」は増すかと思いますが、いくら「自分で様々なチャレンジができる」とはいえ、「社内の人間からスキルを吸収できる状況」と「独学でしか学べない状況」では、雲泥の差があるかと思います。
その点、優良なベンチャー企業には、必ず優秀な人材がいるはず。
また、大企業とは違い、ベンチャー企業であればそうした先輩とも「顔の見える関係」となるはず。
したがって、ベンチャー企業への就職を検討する際には、必ず事前に「ヒト」に関する情報を収集しておきましょう。
なお、周りの知り合いに、気になるベンチャー企業とのつながりがなければ、年収チャンネルがあなたをサポートいたしますので、ぜひこちらからご相談ください。
ベンチャー就職失敗ケース③:「大企業化」がはじまりつつある会社に就職した場合
4期目5期目あたりまで急成長したベンチャーが「組織化」を始めだしたとき、稀に「大企業化が進み、風通しの悪い会社」になってしまうことがあります。
つまり、「あまり意見が通りにくくなってしまう」「ルーティン業務が多数ある」「社員のモチベーションが低い」「新しい挑戦を排除する空気感がある」などです。
拡大を目指すベンチャー企業であれば、どうしても「組織化」は当然のミッションにはなるのですが、ちょうどその過渡期にベンチャー企業に就職してしまうと、「思っていたイメージと違う・・・」となってしまう可能性があります。
こちらの解決策も②のケースと同様で、しっかりと内情を知る先輩や外部の関係者などと、事前にコミュニケーションを取るようにしましょう。
高学歴就活生。戦略的にベンチャー企業に就職すれば、必ず勝てる!
以上、いかがでしたでしょうか?
今回は、大企業と比較しながら、「ベンチャー企業とはなんぞや?」という部分をご紹介してきました。
前半では、「ベンチャー企業には一般的にイメージされる『リスク』はないこと」、「ベンチャー企業は大手企業と比べて格段に『ビジネスマンとしての戦闘力』が上がりやすいこと」などをご紹介しました。
そして最後の補足解説では、あえて失敗ケースをご紹介しました。
ただし、これは裏を返せば、失敗ケースを避けさえすれば、「成功」の可能性が格段に上昇するということ。
つまり、「戦略的なベンチャー企業選び」さえ行うことができれば、あなたはきっと自分が思っているよりも市場価値が高い人財になれるはずです!!
さて、次の動画では、この説をより具体的に立証していくためにも、「大企業のメリット」についてご紹介します♪
対比は思考の整理に最適! 是非、引き続きご覧ください♪
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