本記事の目次
前回のおさらい:コンサル業界も様々
前回、「BIG4のPwCが登場!有名コンサルの年収はいかに【vol.175】」では、ゲストとしてコンサル業界のBIG4と言われている 、PwCに所属経験のある小野光さんにお越しいただき、コンサル業界の実態について伺いました。
小野さんは、以下の経歴を持っていました。
- システム開発会社に入社
- 大手コンサルPwCに転職
- 現在はフリーランスでコンサル活動をしている
中でも、高卒でPwCに入社したということが印象的でした。
株本氏は『高卒の方はどういうところで評価されて大手コンサルに入るんですか?』といった質問をしました。
小野さん曰く、『評価じゃなくてタイミング』が大切です。
需要があるタイミングで面接を受けると、最低限のラインをクリアしてる人であれば、企業側が『何でもいいから採っちゃえ』となり、高卒でも大手コンサルに入れることがあるんだそうです。
1度入ってしまえば、その企業に所属していたという事実が仕事に繋がることも多いので、タイミングを見計らって転職するのも、1つのキャリアプランとしてありかもしれませんね。
また、ひとえにコンサルといっても戦略・業務・ITといった様々なコンサルがあります。
多くの大学生がイメージするコンサルは戦略コンサルですが、実際に戦略コンサルになれるのはごく一部です。
ただし小野さんによると、ITや業務コンサルからも実績を上げればキャリアアップは可能、ということなので、悲観せず努力していくことが大事ですね。
さて、今回は前回に引き続き小野さんにお越しいただいています。今回は有名コンサルPwCの年収推移について伺います。
では、ご覧ください!
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今回のお題:PwCの年収推移は?
今回のお題は、『PwCの年収推移は?』ということで、システム会社からPwCへ、PwCからフリーランスへ、とキャリアを歩んでいる小野さんの年収推移について伺います。
これこそまさに年収チャンネルの本題ですねw
聞いていくと、予想だにしていないような額が、小野さんの口から出てきましたよ!
都心と地方の年収格差
小野さんがPwCに転職したときは、札幌の事業所に勤めていました。
東京と地方で結構な違いがあるそうで、札幌事業所時代の年収はなんと、360万円~380万円だそうです。
これには思わず株本氏も『PwCでですか?安っ!』と発言しました。
札幌だと東京と比べて、給料が3~4割も下がってしまうのが現状だそうです。
逆に東京の場合だと、年収500万円からスタートして、30歳ぐらいには年収1,000万円に到達しているのが標準です。
いくら大手だと言っても、地方と都心では給与形態が違う場合があるので注意した方がよいですね。
その後リーマンショックの煽りを受けて、札幌の事務所が2年で閉鎖になります。
小野さんは、そのタイミングでフリーランスになりました。
フリーランスで荒稼ぎ!?
PwC時代の勤務地が地方だったこともあり、思ったより年収が低かったですが、フリーランスになってからはどのように推移したのでしょうか?
PwCからフリーランスになっていきなり、年収は800万円ほどになったそうです。
急に倍増してますね、驚きですw
そして徐々にキャリアアップしていき、現在では年収1,800万円稼げているのだそうです。
これには実咲さんも、『感覚がおかしくなる・・・』と困惑気味。
年収1,800万円ということは月収は150万円です。
現在小野さんは、150万円の案件1件を受けることによって、年収1,800万円稼いでいるそうです。
具体的には、基幹系システム”ERP”の導入業務です。
簡単に言うと、企業の経営を効率化するためのシステムですね。
こういった効率化に着手する企業は比較的大きな企業が多いため、単価も高いのです。
IT案件は余っている
さて、現在の小野さんの年収が高いことはよくわかりましたが、具体的にはどのようにして、高単価の案件を得ているのでしょうか?
小野さんはフリーランスをやっているうちに友達が増え、そこからお誘いがきたり、PwC時代の仕事仲間から誘いを受けたり、といった案件の取り方をしているそうです。
案件を探す努力というのはあまりしていないのですね。
小野さん曰く『今のITはボロ儲けみたいなところはある』ということなので、IT自体の人手が不足していることが要因の1つのようです。
また小野さん自身は、高学歴な人には技術力やトーク力では勝てないので、他の人ができなさそうなことをやるということを心掛けているそうです。
そういった心がけもあり、小野さんは案件探しに困らないのかもしれませんね。
いかがでしたか?
今回の質問回答コーナーでは、小野さんに有名コンサルPwCからフリーランスへの年収推移について伺いました!次回は、大手とベンチャー企業の違いについて株本氏が解説します!
それではお楽しみに!
⇒《カルチャーショック!》大手とベンチャーで大きく違った事【vol.177】
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
地方と都市圏の格差は?
今回の内容でいくら大手だと言っても、地方と都心では給与形態が違う場合があるので注意した方がよい、というものがありました。
では一般的に、勤務地と収入は大きく関係しているのでしょうか?
興味深いデータを発見しましたので、ご覧ください!
札幌は年収が低い!
上記は都市圏別の平均世帯年収をまとめたものになります。
小野さんがPwCで勤務していた札幌の平均世帯年収は、最下位の406.1万円です。
対して、東京が含まれる関東での平均世帯年収は516.5万円。
なんと東京と札幌では、100万円以上の差が開いています。
原因としては、そもそも情報や権限、仕事につながるあらゆるものが東京に集中していることが考えられます。
しかし一方で、土地の価格などは東京よりも札幌のほうが安いです。
こういった実際にかかる住居コスト等も考慮して、地方で仕事をするのか、都心で仕事をするのかを考えてみるのもよいのではないでしょうか?
まとめ:地方と都市の格差に要注意!
今回も前回に引き続き小野さんにお越しいただき、有名コンサルPwCの年収推移について伺いました。
小野さんがPwCに転職したときは札幌の事業所だったということもあり、年収が350万円~380万円という大手とは思えない給料でした。
いくら大手だと言っても、地方と都心では給与形態が違う場合があるので注意した方がよいですね。
その後、フリーランスに転職した時の給料は800万円!なんと、PwC時代に比べ、倍増しています。
その後キャリアアップを重ねて、現在は年収1,800万円に到達したということです。
小野さんがここまで年収を伸ばすことができた要因は2つ
- IT業界に案件が余っている
- 小野さんが誰もできない仕事を率先してやった
この2つが要因で、小野さんは案件探しにも困らずに、年収を伸ばすことができたのですね。
いかがでしたか?
今回の質問回答コーナーでは、小野さんに有名コンサルPwCからフリーランスへの年収推移について伺いました!次回は、大手とベンチャー企業の違いについて株本氏が解説します!
それではお楽しみに!
⇒《カルチャーショック!》大手とベンチャーで大きく違った事【vol.177】
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