本記事の目次
前回のおさらい:社会は本当に厳しいの?|vol.030
前回の「社会は厳しいんだぞ!!ってホント?」では、上司が「厳しくしたがる人」だと厳しくなってしまう。というお話でしたよね。
怒ったり、詰めたりすることが教育だと考えている人は世の中にはたくさんいます。その人が上司になってしまうと悲惨で、社会は厳しいものとなってしまうかもしれません。
特にほとんどの大企業では上司を選ぶことができませんので、「怒ることが教育になる」と考えている人物が上司になる可能性が否定できません。そこは”運”になってしまいます。
しかしベンチャー企業に行くと、ある程度どのように働くのかイメージできてから働くことができるので、”運”を比較的コントロールしやすくなります。
成長といった観点では、社会人になりたての頃は”何をするか”よりも”誰とするか”の方が大事になってきます。そこで”誰とするか”をよりコントロールできる選択をしよう。といった話でしたね。
さて、今回は起業のタイミングと必要な準備について解説していきます!
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今回のお題:起業のタイミングと必要な準備は?
いざ起業すると言ってもどのタイミングで起業すれば良いのか、どんな準備が必要なのかわからない!
そんな方のために、実際に起業した株本氏から、「起業のタイミングと必要な準備」をわかりやすく解説してもらいます!
どこのタイミングで起業すればいいの?
今回も現役神戸大生の加藤君が質問を投げかけるところから始まります。
「起業する人ってどこまで準備してどの段階で覚悟して起業に踏み出すんですか?」
加藤君は起業のタイミングときっかけについて知りたいようです。株本氏は以下のように答えました。
「私も独立する時って怖かったんですよ(笑)」
「人一倍チキンな性格なので・・・」
ユキちゃんは食べ物の方のチキンを思い浮かべてますね。可愛い・・・。悪意のある動画編集!?
前置きはそこまでにして実際のところ、株本氏の場合50万円/月の利益が確定してから独立したようです。しかしこれは結構珍しいパターンだと株本氏は言います。どうやら一般的には20~30万円/月の利益が確定してから独立するようです。
なぜ20~30万円/月の利益が確定してからなのかというと、月に20~30万円の収入があれば意外と生活はなんとかなるものなので、そこまで到達したら恐れずに起業してしまっても大丈夫だからだそうです。
では一体どのようにしたら20~30万円/月の利益を確定させることができるのでしょうか?
どうやって20~30万円/月もの収入を確定させるの?
月20~30万円の利益を確定させてから起業しよう!なんて言われてもどのようにしたらそのような状態を作れるのか想像つかないですよね。
ここで、実際の株本氏の経験談を聞いてみましょう。
株本氏の場合、ベンチャー企業に就職したので株本氏のお客様に経営者の方が多かったそうです。ベンチャー企業によって違いはあるかと思いますが、基本的にはベンチャーは中小企業をお客様として取引を行います。
経営者とのやりとりが多くなる、これは言い換えると決裁権者とのやりとりが多くなるということです。(詳しくはこちらを参考:決裁権者とは?)
そこで「株本君が独立したら、この仕事をお願いするよ」みたいなことをかき集めたら自然と50万円/月ほどの利益が集まったそうです。
起業するタイミングで一番重要なものは利益!
株本氏が言うには起業するタイミングで一番重要なものは利益だそうです。
なぜ一番利益が大事なのでしょうか?
それは起業に必要なことは大体お金で解決できるからなんです。例えば起業しようと思ったときに何が必要になってくるでしょうか。
- 経理周り
- 書類
- 法律
- オフィス
などなど、考えうるものはたくさんありますよね。起業するために一から法律を勉強して複雑な書類を書いてオフィスを用意して・・・。大変そうですね。
しかしお金さえあればこれらが全部解決できちゃうんです!
「お金さえもらえればやります!」という業者さんはたくさんあります。それを活用すればいいんですね。株本氏自身会計の知識も無ければ経営の知識もない、それこそMBA(経営学修士)も持っていません。
MBA(経営学修士)
MBAとはMaster of Business Administrationの略。日本では経営学修士と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位。
ただ、利益が50万円/月確定した状態で独立したのでわからないことは全てお金で解決したそうです。わからないことはまるっと業者さんに委託したんですね。
そういうわけで起業するのに一番重要なのは利益と言っているわけです。
利益が確定した状態で独立をすればわからないことは全部委託できるので、失敗するリスクが少ない状態で起業することができます。
そして、利益が確定した状況を作るのに一番手っ取り早い方法が、ベンチャー企業で働いて決裁権者との人脈を作り、自分が独立するときにサポートしてくれる態勢を整えること。これが起業への最短ルートではないかと株本氏は言います。
さて、次回はベンチャー企業に就職した場合、神戸大学やMARCHといった学歴のある人なら必ず活躍できるか!?について株本氏がレクチャーします。
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
起業に関する統計データのご紹介
今回は「起業するタイミングと必要な準備」についてのお話でした。起業する前にある程度の利確をして、ローリスクで起業しよう、といった内容でしたね。
以下では起業の実態についてのデータを経済産業省の統計から見ていきます!
起業時の男女別年齢
男性の起業時の年齢
女性の起業時の年齢
起業時の年齢まとめ
※出典:起業する年齢別の問題やパターンについて10代-50代まで
起業する女性は若いうちに起業することがわかりますね。逆に言えば50歳を過ぎてから起業をする女性はごくわずか・・・。やはり基本的には地盤がしっかりしてきた30~40代に起業をする方が多いようです。また、60歳以上で起業する人は極端に少ないですね。
男女別起業時の課題
※出典:起業する年齢別の問題やパターンについて10代-50代まで
家事・育児・介護との両立はやはり女性に多い課題のようです。その他大きな男女差はありませんが、知識面では女性が、資金調達や販促先の確保については男性が少しだけ優位なようです。男性の約半数は開業の資金繰りを課題と感じております、他人事ではありませんね・・・。
まとめ:起業は準備をしっかりしてから臨もう!
今回、「起業」という点にスポットをあてて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
今後もし起業を決意した際に、無鉄砲に起業して失敗し、路頭に迷わないためにもしっかり準備をしてから起業するのが吉かと思います。そして起業する際の準備としてオススメするのが生活に困らないだけの利確をしてから起業をすること。
起業する勇気は素晴らしいものの。やみくもに起業をして失敗してしまったらもったいないですからね。
また、起業の準備として利確をする段階で役に立つのが決裁権者とのつながりでした。ベンチャーはそういったつながりが作りやすいのでとてもオススメです!
しかしベンチャーに就職をしたものの、ベンチャー起業には優秀な人が多いイメージで自分が活躍できるかどうか不安に感じる方も多いかもしれません。
そこで!次回はベンチャー企業に就職した場合、神戸大学やMARCHといった学歴のある人なら必ず活躍できるか!?について株本氏が解説します。
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