本記事の目次
前回のおさらい:総合商社出身、長内さんってどんな人?
前回「遂に総合商社マンのゲストが登場!【vol.095】」では、新ゲストの長内さんが登場しました!
実はこれまでも、「総合商社出身者を出演させてほしい」という要望をたくさんの視聴者さんからいただいていましたが、株本氏曰く、
「現役の商社マンは出演しづらいだろうし、言い方は悪いけど楽に稼げる総合商社をやめた人が少なくて総合商社OBがなかなか見つからない。」
ということで、長らく実現できていませんでした。
そこで株本氏が、総合商社OBで年収チャンネルに出られる人いない?とツイッターで募集をかけたところ、応募してくださったのが長内さんです!
長内さんは神戸大学出身で、大学在学中にアメリカ留学や現地でのインターンシップ、個人事業の運営を経験したのに、有名商社の「伊藤忠商事」に新卒入社され、3年4ヶ月働いていました。
伊藤忠を退職したあとはYoseful株式会社を設立し、大学在籍中に学んだエクセルのスキルを活用して、
- エクセルのハウツーを発信するYoutubeチャンネル
- 成果にコミットしてエクセルスキルを向上させるプログラムの開発
などを行なっています!
さて、今回はそんな長内さんに、「商社の実態や年収って実際どうなの?」といった質問をぶつけて、どんどん深堀していきますよ!商社に入社したい学生は必見の内容になっています!ぜひご覧ください!
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今回のお題:伊藤忠商事OBが語る、商社の実態とは!?
さて、早速長内さんに商社の話を色々と聞いていきたいと思います。
株本氏が最初に話題にしたのは、商社の就職難易度について!
「商社って就職難易度高いですよね?どうやって就職したんですか?」と質問が飛び出します。
長内さんが言うには、実際に商社の就職難易度は高く、長内さんが入社した年度で新卒採用は約100名、倍率も約100倍と超高難易度です!
「就職できたのはご縁です、たまたまラッキーだったんです」と謙遜しつつ、長内さんが秘訣を教えてくれました。
「その企業が何を求めているのかをキチンと把握して、自分がどのポジショニングで勝負するのかが大切です」
と長内さんは語ります。
これは商社だけではなく、どんな企業でも大切になることですよね。
基本的なことのように思えますが、基本を徹底的に固めることが重要なのだな、と感じさせられますね。
長内さんは商社でどんな仕事をしていたの?
さて、株本氏からの次の質問は、「新卒から3年4ヶ月、どんな仕事をしていましたか?」という長内さんの業務内容についての質問です。
長内さんは大学時代にファイナンスを専攻していたこともあり、配属されたのは経理や財務・税務などを担当する、いわゆる「バックオフィス部署」です。
初年度は主にトレードビジネスについての決算や分析を行なっていたそうです。
トレードビジネスとは、貿易関係の仕事の事を指していて、例えば海外で仕入れた自動車を国内で売ったり、国内で仕入れた商品を海外に輸出したり、といった業務の事ですね!
初年度以降はプラント関係の事業、つまり投資関係のビジネスに関する経理を行なっていたそうです。
銀行から借りてきたお金を元手に、発展途上国などで大きなイベントを繰り広げるような内容でした、と長内さんはサラッと語ります。
しかし、伊藤忠商事なら途方もない金額が動いているでしょうから、その経理はかなり大変だったことは想像に難くないですね。
そして最後の一年は、国際税務や国内税務など、税務全般の業務を扱っていたそうです!
お待ちかね!商社の年収はどれくらい!?
ついに、みなさんお待ちかねの商社の年収について、株本氏が切り込んでいきます。
「1年目はいくらくらい貰っていましたか?」と株本氏が質問します。
長内さん曰く、月収で言えば残業込みで額面30万ちょっと、とのことです。年間で約400万円ほどですね。
これだけみるとそこまで高くは感じませんが、商社はボーナスが大きいのが魅力です!
長内さんの場合は、初年度のボーナスが額面だと年間200万近く出たそうです!
なので一年目の年収は、約600万円ほどということになります。初年度で600万円はかなり魅力的な金額ですね。
商社の給料の上がり方は?
さらに株本氏から、「2年目で結構給料が上がるんですか?」と昇給についての質問が。
長内さんは、「そんなに上がらないけど、上がります(笑)」と答えます。
大抵は4年目くらいで大きな昇給を経験するそうですが、2年目、3年目でも年間で5万円~10万円は昇給するそうです。
なので、ある一定のラインまでは1年ごとに年収が100万円ほど上がっていくという計算になりますね!
その年々のボーナス額によっても変わりますが、2年目だと年収が700万円、3年目だと800万円になる、というイメージで良いそうです。
ある一定のライン、と言いましたが10年目くらいになると実際にその人のパフォーマンス次第で給料が変動していく、という形になっていくそうです。
10年目ともなると、年収はおよそ1,200万~1,300万ほどになっているそうです!
商社は海外駐在で稼げる!?
長内さんは、「商社は海外駐在が必ず入るので、その手当が大きいですね」と続けます。
会社によって違いはあれど、大抵は4年や5年以内に一度海外駐在に出す、といったルールがあるそうです。
海外駐在にいくと、現地での滞在にかかる設備費用などは会社が全て負担するのはもちろん、危険地手当など様々な手当がつくので相当の金額がもらえるのです。
株本氏が「海外駐在にいくと2,000万くらい貰えるって言いますよね」と言うと、長内さんは「そういう噂もありますね(笑)」と苦笑いで回答。
海外駐在に行って貯金して帰ってくる人も多いそうで、やはり実際にかなりの金額を貰えるようですね!
40代、50代の年収はどれくらい?
さて、10年目までの年収の上がり方や海外駐在の話は伺えましたが、それ以降の40代や50代の年収はどうなるのでしょうか?
3年で商社を退職したのでハッキリとはわからないけど、という前置きで長内さんが言うには、
役職がつけばおおよそ2,000万円くらいまでは給料が上がるんだそうです!
さらに長内さん続けます。
「夢のある世界だけど、そのぶん大変なことも結構多いんですよ」…と苦笑い。
初任給で600万円、役職がつけば2,000万円の世界が甘いワケはありませんもんね。
さて今回は長内さんに、商社の入社方法や自身が担当した業務、そしてみなさん大好きな年収の話をしていただきました!
次回は、伊藤忠商事だけでなく、他の総合商社も交えて商社別の特徴を伺っていきたいと思います!お楽しみに!
⇒ 貴方はどのタイプ?商社マンにも色んな種類が。【vol.097】
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
総合商社の勤務地は?海外から帰って来れないことも?
長内さんのお話に海外駐在の話がありましたが、海外駐在や国内での転勤など、様々な勤務地で働くイメージのある総合商社。
実際に、総合商社で働く人はどんな場所で働くのでしょうか?
とある総合商社の勤務地についてのデータを見つけたので、一緒に見ていきましょう!
onecareer.jpより抜粋
勤務地でもっとも多いのは、実は東京の本社なんですね!
6割以上の社員が本社勤務というのは、少し意外でした。
さらに国内支店の勤務や関連会社の出向なども含めれば、7割近くが日本国内で勤務しているようです。
海外勤務割合が3割を超えているのも事実
ですが逆に、支店や連結子会社など、海外で勤務する人数が3割います。
もちろん2年間の駐在だけ、という人もいるでしょうが、もっと長期の駐在をする場合もあり、断れないことも多々あるそうです。
当然行く国を選べる訳ではないので、けっこうな高確率で全然行きたくない国で何年も生活する可能性があるというのは覚悟しておく必要がありますね。
長期の駐在となれば結婚も難しい場合があるので、商社に入社する前にしっかりと覚悟を決めておきましょう。
まとめ:商社の年収はやっぱりバケモノだったwww
いかがでしたか?
今回は、伊藤忠商事出身の長内さんに、商社の実態や年収について伺っていきました。
長内さんの年度では、約100人が入社したそうですが、倍率100倍超の難関だったそうです。
伊藤忠商事ともなるとやはり簡単に就職することはできないんですね。
長内さんは経理や財務・税務などを担当する、いわゆる「バックオフィス部署」で勤務されたそうで、貿易関係事業の決算や分析、投資関係事業の経理、さらには国内税務・国外税務と多岐に渡る業務を担当していました!
気になる商社の年収ですが、初任給で600万円、そこから毎年約100万ずつ給料が上がって行くというかなり高いレンジであることがわかりました。
さらに海外駐在に行けば、年収は2,000万円ほどになるという夢のような世界ですね。
40代~50代で役職につけば、国内勤務でもおそらく年収が2,000万を超えるということで、商社の給料レンジの高さに圧倒されるばかりです…
さて今回は長内さんに、商社の入社方法や自身が担当した業務、そしてみなさん大好きな年収の話をしていただきました!次回は、伊藤忠商事だけでなく、他の総合商社も交えて商社別の特徴を伺っていきたいと思います!
お楽しみに!
⇒ 貴方はどのタイプ?商社マンにも色んな種類が。【vol.097】
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