本記事の目次
前回のおさらい:地方と都市の格差に要注意!
前回、「有名コンサルPwCの年収推移【vol.176】」では、引き続き小野さんにお越しいただき、有名コンサルPwCの年収推移について伺いました。
小野さんがPwCに転職したときは札幌の事業所だったということもあり、年収が350万円~380万円という大手とは思えない給料でした。
いくら大手だと言っても、地方と都心では給与形態が違う場合があるので注意した方がよいですね。
その後、フリーランスに転職した時の給料は800万円!なんと、PwC時代に比べ、倍増しています。
その後キャリアアップを重ねて現在は年収1,800万円に到達したということです。
小野さんがここまで年収を伸ばすことができた要因は2つ
- IT業界に案件が余っている
- 小野さんが誰もできない仕事を率先してやった
この2つが要因で、小野さんは案件探しにも困らずに、年収を伸ばすことができたのですね。
さて、今回は質問回答コーナーです。株本氏がベンチャー企業とコンサル(大手企業)で働いた経験をもとに、それぞれの会社で感じた違いについてお話します!
それではお楽しみに!
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今回のお題:コンサル(大手企業)とベンチャー企業の違いとは?
今回の質問は『株本さんがコンサルとベンチャーで感じた違いは何ですか?』といった内容です。
株本氏が、ベンチャー企業とコンサル(大手企業)で働いた経験をもとに、それぞれの会社で感じた違いについてお話します!
ベンチャーでの仕事を経た後、コンサルで仕事を始めて、
- 資料に対しての考え方
- 仕事の進め方
に衝撃を受けたそうです。
今回はこの2点について、解説していきます!
大手は資料の質にこだわる
株本氏がベンチャーにいた時は、できるだけ資料を作らないのがカッコいいという風潮がありました。
資料に時間をかけて提案に失敗すると、時間の無駄になるということもあり、なるべく資料なしでクライアントに提案できるかが重要でした。
コスパ良く受注する人は、コミュニケーション能力やヒアリング能力、ソリューション能力があると考えられます。
反対に資料ばかり作っている人は仕事のできない人と捉える、という文化があったそうです。
一方で大手で働くようになってからは反対に、資料をキレイに作れる人がカッコいいという文化があったと言います。
休憩中に『あの人資料作るの上手いよね』という話が出たりもします。
以前までベンチャーにいた株本氏は『伝われば何でもいいんじゃないのか』と思っていました。
コンサルは、伝えるという本質からズレていることに美学を感じているところもあるということです。
大手は事前の準備が大事
ビジネスの世界ではよくPDCAを回すというような言葉を使います。
わからない人のために軽くPDCAサイクルの説明をすると、
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
の頭文字を順番に並べたのがPCDAです。
仕事の進め方で大きく違うと感じた部分を一言で表すと、ベンチャーは『やってから考える』大手は『やる前に考える』という違いがあります。
ベンチャーだと、環境的な問題もありますが、頼まれた仕事はやったことがなくても”なんとかしてやりきる”という仕事の進め方が多いです。
与えられた仕事を経験したことがなくても、自分で調べたり人に聞いたりして、全部やってみます。
その結果ダメだったら、改善していくというのが基本的なベンチャーの仕事の仕方です。
ですが大手だと、事前にしっかり設計してミスなく遂行できるかが大切とされています。
株本氏は、経験したことないことを頼まれたときに、ベンチャーの時と同様にわからないことをググって自分で調べながら進めていると、怒られました。
最初に設計をせずに、いきなり着手して作業を始めていたことが原因でした。
大手では『調べることも含めて設計をしてスケジュールをきちんと立ててから作業を始める』という仕事の仕方が重要とされています。
大手だからこその慎重さ
大手は働いている人が多いので、ミスしないことが正義というのはある程度仕方のないことです。
PDCAを回すという言葉は、大手でだけ通用する言葉だというのが株本氏の意見です。
ベンチャーだとPDCAを回す余裕がなく、Doを繰り返すという仕事の仕方が一般的なのですね。
さて今回は、大人気の質問回答コーナー。株本氏がベンチャーとコンサルの違いについての質問に回答しました。次回は、株本氏がマネージメントする時に大事にしていることについて話してもらいます!
それではお楽しみに!
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
就活生が目指すのはベンチャー?大手?
今回は、ベンチャー企業と大手企業の違いについて話してきました。
ここ最近は、ベンチャー企業という言葉がいろんなところで飛び交っていて、人気も出てきてるのではないかと思いますよね。
では実際、就活生はベンチャーと大手のどちらを選ぶ人が多いのでしょうか?
就活生のベンチャー志向、大手志向に関するデータを発見したので、ご覧ください。
就活生はいまだに安定志向が強い
さて上記は、就活生を対象に行った『働くならベンチャーと大手どちらがいいか』という調査の結果をグラフに表したものです。
どちらでもいいという学生が3割いる一方で、大手企業を志望する学生は6割でした。
ベンチャー企業を志望する学生はわずか1割で、驚いた人も多いのではないでしょうか。
スタートアップの若い世代が活躍するベンチャー企業が増えてきた一方で、就活生の希望としては大手に大きく傾いているようです。
ベンチャー企業を志望する人の理由としては、楽しそうや働きやすそう、自分で何かを作れそうなどがありました。
大手企業を志望する人の理由としては、安定感があることや給料が良さそう、福利厚生がしっかりしていそうなどがありました。
調査の結果から、就活生の安定志向が現れていますね。
大学生の就職率は上がってきている現在でも、まだまだ「安定・安心」という基準はブレない就活生が多いみたいですね。
まとめ:ベンチャーと大手では正反対な部分もある
いかがでしたか?
今回は、株本氏が視聴者からの質問に回答しました。
質問の内容は『株本さんがコンサルとベンチャーで感じた違いは何ですか?』というもの。
株本氏が感じた大きな違いとして、
- 資料に対しての考え方
- 仕事の進め方
の2点が挙げられていました。
ベンチャーの資料に対しての考え方は、いかに資料を作らずに受注できるかがカッコいいという感じでした。
ですが大手では、資料をキレイに作れる人がカッコいいという美学があるそうです。
仕事の進め方に関しては、ベンチャーの仕事の進め方は”やってから考える”というスタイルです。
経験したことない仕事を頼まれたら、とりあえず自分で調べて、人にも聞きながらなんとかやりきるということでした。
ですが大手の場合は”やる前に考える”というスタイルです。
経験したことがない仕事を頼まれたときは、まず調べることも含めて設計して、スケジュールをきちんと立ててから作業に入るということでした。
株本氏によると、大手は働いている人が多いから”ミスらないことが正義”なのは仕方ないということです。
ベンチャーと大手で、ここまで正反対な部分があることに驚きですね。
さて今回は、大人気の質問回答コーナー。株本氏がベンチャーとコンサルの違いについての質問に回答しました。次回は、株本氏がマネージメントする時に大事にしていることについて話してもらいます!
それではお楽しみに!
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