本記事の目次
前回のおさらい:ベンチャーは「人」と「規模」で選ぶべし!!
前回は、ベンチャー企業に関心を持っているゲストの武田君の質問で「ベンチャーの選び方」について解説しました。株本氏は重要なポイント2つを以下のように説明していました。
- 自分が会社の行く手を左右する規模かどうか
- 尊敬できる人が働いているか
ベンチャーを選ぶうえで大事なことはいかに戦闘力を高められるのかです。
1点目はスピードと成果を求められる環境であり、2点目は高いモチベーションを維持し続けるかどうかに影響するので、この2つの条件を満たすかどうかを考えれば良いという結論でした。
今回は、大学の勉強が戦闘力に影響するのかどうか、について年収3,000万円以上に稼ぎ出す株本氏が分析していきます!
☆当サイトではLINE相談も受付中です!
☆忙しい学生向け! 3分対談動画はこちら↓
今回のお題:大学の勉強は社会で役立つの?
今回のゲストは、お金持ちになるためのアドバイスを得るため、はるばる神戸からまさかのヒッチハイクでやってきた工学部学生の加藤君の質問です。
ズバリ、大学の勉強は稼ぐために役に立つのでしょうか?
この質問に対し、「稼ぐという観点では基本的に役に立たない」と、株本氏は言い切ります。
知識がビジネスにつながるわけではない
知識自体はビジネスと関係ないことばかりが多く、大学で勉強した内容を使って会社の売り上げや粗利に直結する、というようなケースは稀です。
以下に株式会社ディスコによる、2018年3月に卒業予定のうち就職先企業を決定した人への調査から抜粋した専攻分野との関連性の割合を示しています。こちらからの調査から約7割の人は「少し」しか関連性がないことを勉強していたことになります。
また、関連性があるといっても、実際に勉強した専門性をそのままキャリアにつなげている人はさらに少ないと考えられます。
論文ではPDCAを身につけられる
大学の勉強で1つ役に立つものをあげるとすれば、卒論などの論文を作るプロセスにある、と株本氏は言及しています。
論文は特に面倒くさいというイメージが強い方が多いですが、実はビジネスの基本である、仕事の進め方につながるポイントがあります。
卒論などでは、誰も答えを出していないようなテーマを決めるところから始まります。つまり答えがないテーマに対して自分で仮設をたて、その仮説を検証し、うまくいかなければ仮説を見直していく、というようなプロセスをとります。
ビジネスではこれをPDCAと呼び、この流れが重要な思考法なのです。
- Plan:仮説を立てる
- Do:実行する
- Check:検証する
- Action:修正して実行する
ただし、このPDCAを練習できるところについてはビジネスで役に立つということができますが、最初からベンチャー企業で実際に仕事をしながら学んだほうが手っ取り早い、というのが株本氏のアドバイスです。
学歴は買うもの?!
初めからベンチャーで戦闘力をあげるべきとはいうものの、しっかり早稲田を卒業している株本氏はどうだったかというと、ほとんど勉強していなかったそうです(笑)
それどころか、大学は学歴をお金で買うところ、と割り切っていたと言います。
なぜかというと、早稲田という大学のブランドが一定数の人から信頼されるというメリットがあり、このような信用はビジネスをする上で必要になってくるケースがあることもあります。
つまり株本氏は政治家や弁護士等、何かしらの専門職につこうという考えはなかったので、学部で何を学ぶかではなく学歴自体が必要であるという結論に至り早稲田大学スポーツ科学部に狙いを絞ったそうです。
もちろんすでに強い興味を抱いている業界や職種、専門分野などがある人にとっては勉学に励んだほうが将来稼ぐためにも、大学での勉強に集中するというのも良い戦略です。
しかし、将来稼ぎたいけども今の学部や専門領域には興味を持てずその分野でキャリアを考えていない人は、株本氏のように割り切ってベンチャーで戦闘力を上げてしまう方法も、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
さて次回は、そんな割り切りタイプにうってつけな、高額年収に到達するための方法を伝授します!ぜひご覧ください!
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
せっかく大学で勉強するならこれをやろう2選!!
動画解説では、ほぼ勉強しない、という割り切りパターンを紹介しました。
しかしながら、一度社会に出て働き始めると腰を据えて勉強する時間は圧倒的に減少してしまいます。
そのため、ここからは社会人になってから勉強することになりがちな分野という視点で参考にすべき情報を紹介します。
ビジネスレベルの英会話
ここで言いたいことは、単なる日常会話の英語のことでも、TOEICを900点とることでもありません。
会議などでディスカッションをファシリテートしたり、メール等でコミュニケーションをとることができるビジネスレベルの英会話を身につけることです。
日本人で英語に抵抗を感じている人は、まだまだかなりの数いるのですが、逆にそういった点はビジネスポイントになることが多いです。
上記のように表現すると構えてしまう人も多いかと思いますが、要は相手を理解して自分の考えを伝えることができれば良いだけで、必ずしも流暢である必要はありません。
重要なのは場数を踏むことです。初めはまったく話せなくても、とりあえず話さなければいけない環境に身を置き、Google翻訳を駆使しながらコミュニケーションをとるというのもOKです。
最近はグローバル化の後押しもあり、大学の授業や課外活動でもこうした英語のアウトプットの場が増えているので、どんどん活用することをおススメします。
プログラミング(情報系)
早い段階でプログラミングスキルを身に着けておく理由はたくさんあるのですが、まず単純に仕事がどんどん増えており、食い扶持に困りません。もっと言えば、コードが書けるかどうかだけで将来のキャリアの選択肢や収入が大きく変わってきます。
他にも良いところづくめなのですが、以下に3つだけピックアップしています!
論理思考力が鍛えられる
「論理思考力」は就職活動でも、社会に出てからも嫌というくらい耳にするほど重要なスキルです。これがあるかないかで仕事のスピードと質ともに大きく差がついてしまいます。
なぜこの論理思考力がプログラミングで身につくかというと、機械は人の話すようなあいまいな表現などは認識せず、示された論理構造に忠実に動作します。つまり非論理的なコードを書いてしまうとたちまちエラーが出てしまうので、必然的に論理思考が身につきます。
アイディアを実現できる
最近では世の中にさまざまツールが存在し、プログラミングができるだけでちょっとしたプロダクトがあまりお金をかけずに作れてしまいます。
趣味でつくってみたスマホアプリが当たっていきなり大金を稼ぐことができてしまう、ということも十分可能性があるのです。
人工知能(AI)の流れで人材価値を高める
ビジネス界ではあらゆる角度からこの人工知能の技術が入ってきています。しかしプログラミングができるエンジニアと比べ物にならないほど、この人工知能を扱えるエンジニアは人材不足となっています。
人工知能を扱えるエンジニアというだけで、軽く年収1,000万円を超えていたりもよく聞きます。また、人の仕事もどんどん人工知能に代替されていく、という予測もされていますが、人工知能を扱う側にいれば正しいキャリアの選択もできるようになりますね。
学歴だけと割り切るのもよし、大学生という環境を最大限活用しよう
いかがでしたでしょうか。
株本氏のように学歴の取得に必要な最低限のこと以外は戦闘力アップのためベンチャー企業で働くのもよし、自ら興味を持った分野をとことん突き詰めるのもよし、英語やプログラミングなど人材価値の高いスキルを身につけるのもよし、自分に合いそうな戦略を立ててみましょう!
ただし迷っている時間は大変にもったいないので、まずどれでもいいから行動を起こしてみることが重要です。
次回は年収1,000万円を稼ぐ確率を最大限高める極意を株本氏が解説します!
ぜひお楽しみに!
☆当サイトではLINE相談も受付中です!
☆19卒、20卒限定キャリア面談はこちら!
☆オンラインサロン開設!