本記事の目次
前回のおさらい:キー局員の給料、めちゃくちゃ高かったwww
前回、「現役テレビ局員登場!給料高すぎww【vol.144】」では、テレビ局に採用される方法や、気になる給料について伺いました。
鈴木さん曰く、テレビ局に採用される人は『どこかちょっと変わっていて高学歴』な傾向にあります。
気になる新卒の年収については、以下が目安です。
- 制作:800万円~900万円
- 経理/編成/営業:600万円~700万円
特に制作は残業が多いため、他の部署よりも給料が高くなりやすい傾向にあります。
役職の差がつく40歳ぐらいまでは、みんな横並びで年収が上がっていき、40歳ぐらいになると1,400万円~1,500万円ほどになるそうです。
採用倍率約100倍の狭き門なだけあって、年収は文句のない額になっているのではないでしょうか。
さて今回は、引き続きキー局現役局員、鈴木さんにキー局内の部署によっての年収の格差や経費事情、テレビ業界の今後についてのお話を伺います!
では、ご覧ください!
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今回のお題:キー局の年収格差と局員の危機感について
今回も引き続き、キー局の現役局員である鈴木拓巳さん(仮名)にお話を伺います。
話題は大きく2つ、年収の話とテレビ業界の今後の話です。
では、ご覧ください!
そもそもテレビ局にはどのような部署があるのか?
テレビ局には、番組を制作する部署以外にも様々な部署があります。
まずは、テレビ局の様々な部署について説明させていただきます。
- 総務…会社全体の管理をする
- 編成…番組の並びや開始時間を考える
- 営業…広告をつけるために営業をかける
- 宣伝…番組を宣伝する
- 広報…会社を世に広める
- IT系…HPなどを作成する
このようにテレビ局には、番組制作以外の様々な部署があります。
では、本題に入っていきましょう。
部署による給料格差はそれほど大きくない?
早速、年収チャンネルらしく年収の話を伺います!
株本氏から、『番組制作の部署とそれ以外の部署との給料格差はあるのか?』との質問です。
実は世間が思っているほどの給料格差はない、と鈴木さんが答えます。
部署によって変わるのは、
- 残業代
- 各種手当て
くらいなので、制作とそれ以外の部署で同期の給料格差は、300万円~400万円程度とのことです。
これを聞いて株本氏は『まぁ大きいですけどねw』と思わずこぼします。
テレビ局のあまりに高い給料水準に、少し感覚がおかしくなってしまいますねw
テレビ局員の経費は意外と少ない!
株本氏は、昔テレビ局でアルバイトをしていた際に、学生なのにタクシーチケットをもらい、毎日タクシー帰りをしていたそうです。
なので、『経費が結構切れるイメージなんですが、どうですか?』と質問。
鈴木さんの回答は『意外に少ないかと思います』とのものでした。
確かに例えば、深夜に及ぶ撮影で帰る手段がないときは、タクシー代が出るとのことです。
他にも、番組制作に必要な物などの購入費も当然経費が出ます。
ですが、私的な飲み代やプライベートでの移動費を経費にすることはできないそうです。
鈴木さんの上司の話では、昔は会社の同僚同士での飲み会や、ランチのためのタクシー移動を、経費で落としていたそうです。
少しずつテレビ局の経費は厳しくなっていってるようですね。
テレビ業界の今後は安泰?
最近は一般人のヒマな時間の過ごし方が、テレビ視聴からスマホやネットに移り変わってきています。
最近は特に、YouTuberなどのタレントの代替となる存在も増えていますよね。
実際にテレビ業界では、そういった変化や不況を感じているのでしょうか?
鈴木さんによると、変化を感じている人と感じていない人がハッキリ分かれているのだとか。
このままテレビ局にいても…と転職した同期も何人かいるそうです。
しかし、30代~40代の会社を動かしている人たちは、危機感を感じていないのだとか。
危機感を感じる以前に、30代〜40代の社員にはテレビ業界しか見えてない人が多いそうです。
その状況に対して、株本氏は『全員が危機感を持ってないということにビックリしてるんですが、その状況については大丈夫なんですか?』と思わず質問します。
まだまだネットの影響力が世の中にそこまで及んでいない、と思っている局員が多いのだそうです。
そういった危機感を感じていない局員は、何よりテレビが好きな人が多いので、テレビが好きすぎて周りが見えてないような感覚なのでしょうか…
テレビ局出身の人のセカンドキャリアとは?
株本氏は『テレビ局出身の人はどういうところに転職するのですか?』と質問します。
テレビ局出身の方の転職先は、
- 広告代理店
- VR、AR
などの、コンテンツ絡みの会社に転職する人が多いそうです。
そもそもテレビ局は給料などの条件がいいので、退職する人は少なそうですよね。
鈴木さんによると、やはり条件が悪くて退職するという人は少ないそうです。
それよりも、自分のやりたいことができる部署に配属されなかったので、退職して自分のやりたいことをする人の方が多いとのことでした。
今回は引き続き、キー局現役局員の鈴木さんに、キー局内の部署によっての年収の格差やこれからのテレビ業界の今後についてのお話をお伺いしました!次回は、引き続きキー局現役局員鈴木さんに、テレビ局員のプライベートや芸能系のつながり、テレビ局員になるメリットなどについて聞いちゃいます!
それではお楽しみに!
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
離職率の高い業種とは?
記事の中で、『テレビ局員はほかの業種と比べると退職する人は少ない』という話がありました。
では、離職率の高い業種は一体どんな業種なのでしょうか?
今回は、離職率の高い業種についてのデータをご紹介します。
就活中の学生や転職活動中の方にとって、このデータは役に立つのではないでしょうか。
ぜひご覧ください!
飲食系の離職率は異常に高い…
さて上記は、産業別の転職入職率と離職率をグラフ化したものです。
離職率がもっとも高かったのは『宿泊業、飲食サービス業』の28.6%となっています。
転職入職率と見比べてみると、『宿泊業、飲食サービス業』は多く採用するけれども、すぐに退職してしまう業種ということになります。
では、なぜ『宿泊業、飲食サービス業』はこんなに離職率が高いのでしょうか。
大きな理由として挙げられるのは「労働時間、休日等の労働条件が悪い」ことかと思われます。
宿泊業、飲食サービス業は、土日祝日に働く場合が多いですよね。
また、賃金も低い傾向にあるので、「給料が少ない」ことを理由に離職する人も相当数いると考えられます。
まとめ:これからのテレビ業界、大丈夫か!?
いかがでしたか?
今回はキー局現役局員の鈴木さんに、キー局内の部署毎の年収格差やテレビ業界の今後について、お話を伺いました。
給料格差について、鈴木さんはほとんど格差を感じないそうです。
制作とそれ以外の部署で、300万〜400万円しか差はつかない、とのことでした。
思わず株本氏は『かなり大きいですけどねw』とコメント。
300万〜400万“しか”発言には、テレビ局の給料水準の高さを痛感させられますねw
また、テレビ業界の今後についても伺いました!
最近はスマホやネットの普及で、テレビ以外にも時間を潰せるようになりましたよね。
鈴木さんの同期だと、こういった状況に危機感を持って転職する人もいるそうです。
ですが、30代~40代の会社を動かしている人たちは、危機感どころかテレビしか見えてない人が多いとのことでした。
今回は引き続き、キー局現役局員の鈴木さんに、キー局内の部署によっての年収の格差やこれからのテレビ業界の今後についてのお話をお伺いしました!次回は、引き続きキー局現役局員鈴木さんに、テレビ局員のプライベートや芸能系のつながり、テレビ局員になるメリットなどについて聞いちゃいます!
それではお楽しみに!
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