本記事の目次
前回のおさらい:ユーチューバーの年収・稼ぎ方
前回の「ユーチューバーの年収・稼ぎ方」ではYouTuberの年収や稼ぐ方法についてお伝えしました。
要点をざっくりまとめると
- YouTuberの収入は広告収入・案件動画の2種類。
- 動画1再生につき広告収入は0.1円~0.3円。
- 案件動画1件に付き50万円~70万円。大物になれば100万越えもありえる。
- 稼げるYouTuberは案件動画で稼ぐ。
- YouTubeの動画作成はテレビの番組作成よりもシンプルで手軽にできる。
- 大物YouTuberの影響力は絶大で、稼ぐ金額も半端ない。
というお話でしたね。
案件動画・・・企業からある商品についての企画をもらって作る、商品やサービスの宣伝動画のこと
YouTuberはWEB業界の新しい職業ですが、今回はそんなWEB業界の中でもWEBデザイナーという職業について株本氏にお聞きしていこうと思います。
WEB業界の中でも人気のある職業の一つであるWEBデザイナー、果たしてその実態や年収事情やいかに!?
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今回のお題:WEBデザイナーの年収
さて今回は、WEBデザイナーについて独立後僅か1年で年収3,000万円を越え、多くのWEBデザイナーとも関わりを持っている株本氏に質問に答えていただきました。
WEBデザイナーの年収はどのくらい?
株本氏によると、WEBデザイナーの収入は
- 月収20万~50万円くらい
- 年収240万円~600万円くらい
が相場で、WEB業界の中では、WEBデザイナーは1番稼ぎにくい職業の1つだそうです。
基本的にWEBデザインの仕事は売り上げを増やす仕事ではなくコストとして捉えられてしまうみたいです。結果的に発注側はデザインにかかるコストを下げようとします。
WEBデザインの仕事はいかに安く早く作れるかという戦いになりがち。WEBデザインの仕事は売り上げを爆発的に上げる可能性はあまりなく、最低限のことをなるべく早く・安くやってくれる人が求められています。
WEBデザインの仕事はクリエイティブに見えますが、実際はそうでもないのです。
1仕事のだいたいの相場でいうと、ランディングページ(LP)をひとつ作るのに企業が支払う金額は5万円~10万円が多く、そのうちデザイナーがもらえる金額はMAXで5万円ほどです。
仕事を営業して取ってくるコストもかかり、LPをひとつ作る時間がだいたい2日だとすると、WEBデザイナーの収入は1日およそ2万5000円くらいが相場になります。会社員のデザイナーとしてはこれくらいが限度です。
株本氏によると、独立しても月収100万円はキツイんじゃないか?ということでした。22営業日で1日4万円稼ぐデザイナーはハードな案件を途切れさせずにずっと続けなくてはならないので、とてもキツイそうです。
それよりは毎月ホームページで100万円の案件を受けて、デザインからコーディングと言われるプログラミングを作れるような人になれば月100万円も狙えるのではないか?と株本氏は言います。
WEBデザイナーには競合相手が多い!?
ここで、植本氏がWEBデザイナーの競合相手は多いのか?という質問をしていただきました。
株本氏によると、WEBデザイナーの業界にはフリーのデザイナーが多く、その中でコストカットの勝負が繰り広げられているそうです。
WEBデザイナーの仕事は自分のスキルを売る仕事であると同時に、自分の作業を売る仕事でもあるので、ライバルとどっちが安くて、どっちが早いか?の勝負になってしまいます。
「なかなか給料が上がらない!稼ぎたい!」と心から強く思っているならば、WEBデザイナーは向かないのでは?とアドバイスをいただきました。
ただ、デザイナーの仕事は絶対になくならない仕事だし、女性の方に人気なので主婦の方などにはオススメになるかもしれません。
また株本氏は、WEBデザイナーでたくさん稼ぎたい!と思っている人には、WEBデザイナーではなくその上のWEBディレクターを目指すのが良いとアドバイスしています!
今回はWEBデザイナーの年収などについて教えていただきました。
次回はWEB業界の中でも、WEBマーケターという職業について紹介していきます!
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重なWEBデザイナーに関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
WEBデザイナーに求められるスキル
今回は補足情報としてWEBデザイナーに求められるスキルについて調べてみました。
今回参考にしたデータは「WEBデザイナーに求められるスキルランキング(スキル別求人掲載件数のランキング)」(HRogフロッグより)です。
集計対象
媒体:正社員系7媒体(DODA/Find Job !/Green/マイナビ転職/リクナビNEXT/@type/エン転職)
対象期間:2014/12/1、2015/01/01、2015/02/01の3時点での、各媒体掲載求人情報
調査方法:「応募条件」各タグの文字列を含む求人掲載件数と、掲載給与額(年俸換算中央値の金額)の平均値を算出(HRogフロッグより)
求められるスキルの中でも、圧倒的に求人掲載件数が多いのはIllustrator/Photoshopで2,197件です。WEBデザイナーになるには必須のスキルといえますね。
- Illustrator・・・細かい図形や線のはっきりとしたイラスト、こだわりの文字デザインなどを作成するためのさまざまなツールが備わったグラフィックデザインソフトウェア。
- Photoshop・・・デザインやイラストを作成するためのさまざまなツールが備わっている画像編集ソフトウェアです。
その次に続くのは、HTML/CSS/Javascriptで、こちらもWEBデザイナーにとっては基本のスキルになっています。
HTML・・・HyperText Markup Languageの略で、Webページを表現するために使う最も基本的なプログラミング言語。
CSS・・・Cascading Style Sheetsの略で、Webページ内の文書などのスタイルを指定するために使うプログラミング言語
Javascript・・・Webページに動作を加えたり、様々なアプリ開発にも用いられるプログラミング言語
このあたりのスキルはWebデザイナーを目指す人は、必ず身につけておかなければならないでしょう。
- Webページを作成
- Webページのデザイン
- 企業のHPなどのロゴの作成
- Webページ内で使われる画像の編集
- イラスト
などの案件がとても多いためにこのようなスキルが求められているようです。
また、注目すべきは6位のUI design。
UI design・・・User Interface Designの略で、道具とそのユーザーの関係性をデザインするという意味。特にWEBデザイナーにとってはGUI(Graphic User Interface)designの意味合いが大きい。GUIは、パソコン、スマートフォンなどのOSやアプリ、Webページ、ハードウェアの操作をユーザーにとって分かりやすくするためのデザインを指す。
スマホの市場規模が大きくなって、アプリなどのUIデザインへの需要が高くなっており、優れたUIデザインを生み出す人材はとても価値が高くなっています。そのため他のスキルよりも給与も高くなっています。
また8位・11位のSEO・SEMのスキルにも注目です。これらも平均年収が高いスキルの一つです。
SEO・・・Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化のことを指します。検索エンジンでの検索結果により良く表示されるために行う取り組みを指す。
SEM・・・Search Engine Marketingの略で、検索エンジンを利用して行うマーケティング手法の一つ。
検索エンジンを通して、サイトがどのように映るか?といったデザインやサイト構築ができる人材の需要が高くなっているようです。
まとめ:年収の高いWEBデザイナーを目指すなら、複数のスキルを身に付けよう!
WEBデザイナーが稼げる金額は
- 月収20万~50万円くらい
- 年収240万円~600万円くらい
で、WEB業界の中では稼ぎにくい職業だということ。
また、補足情報(WEBデザイナーに求められるスキル)からWEBデザイナーには基本的なスキルに加えて、時代の流れに合わせた新たなスキルを身に付ける必要があるということが分かりました。
株本氏の言うように、WEBデザイナーを目指していて、たくさん稼ぎたい人はデザインやプログラミングなど複数のスキルをかけ合わせた、WEBデザイナーというよりWEBディレクターを目指すのがよいでしょう!
次回はWEBマーケターについての記事です!お楽しみに!
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