本記事の目次
前回のおさらい:三井住友信託銀行の年収は、高い!!
前回、「三井住友信託銀行の年収推移【vol.208】」では、元三井住友信託銀行の松島さんにお越しいただき、『三井住友信託銀行の年収推移』についてお話いただきました。
信託銀行とは、信託業務と銀行業務の両方を行える銀行のことです。
また、金融業界には5大メガと呼ばれている会社があります。
- MUFJ
- 三井住友銀行
- みずほグループ
- りそな銀行
- 三井住友信託銀行
上記が、金融業界の5大メガです。
また、三井住友銀行と三井住友信託銀行は名前が似ていますが、全く別のグループ、とのことでした。
年収推移についてですが、三井住友信託銀行の年収推移は、以下のようになります。
- 新卒=無役職:年収450万円
- 主務(3年半以降):年収500万円~600万円
- 主任(6年目以降):年収700万円~800万円
- 調査役(9年目以降):年収900万円~1,000万円
調査役になるとかなりの高給ですが、昇進するために資格を取得する必要があり、かなり難易度が高いそうです。
さて今回は引き続き、元三井住友信託銀行の松島さんにお越しいただき、『三井住友信託銀行の闇』を赤裸々に語っていただきました!
それではお楽しみに!
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今回のお題:信託銀行の闇と採用の実態
元三井住友信託銀行の松島さんに、お越しいただきました。
- 三井住友信託銀行に新卒で入社
- 退職後、人材系企業にて法人営業担当
上記が、元三井住友信託銀行の松島さんの経歴です。
今回は、元三井住友信託銀行の松島さんに、『信託銀行の闇と採用の実態』について伺います!
三井住友信託銀行の闇!?
三井住友信託銀行は、投資信託の預かり残高、販売額で日本一となっています。
ただ、預金残高はメガバンクと比べると圧倒的に少ない、とのこと。
預かり残高が少ない中で販売額日本一なのは、営業力があるという捉え方もできます。
ですが、回転売買をしていると捉えられても仕方がないですよね。
会社としては当然、回転売買をしない方針です。
しかし一部の営業マンは、目標が達成できない時に回転売買をしている可能性もある、とのことでした。
また上司にもよりますが、目標が達成できないと詰めて成果を出させる上司も居るそうです。
詰められたことによって、回転売買をしてしまう営業マンももちろんいるでしょう。
ただ、最近はパワハラ問題などが世間でよくとりあげられているので、詰めて成果を出させるなどは無くしていく方針にあるそうです。
プレッシャーで病んでしまう人も多数!?
信託銀行は取り扱う商品が多いため、目標設定の項目が多いです。
それゆえに、プレッシャーに負けて長期間会社を休んだり、他部門へ移る人も多い、とのこと。
また、法人担当が非常にキツいようです。
理由としては、信託銀行は預かり残高に制限があので、不動産への繋ぎや、証券代行への繋ぎなど様々な仕事をしないといけません。
こういったことが、法人担当がキツい要因になっています。
三井住友信託銀行の採用事情は?
株本氏から『三井住友信託銀行にはどういった人が多いですか?』と質問です。
三井住友信託銀行には、やはり高学歴の人が多い傾向にあります。
また独特なポイントが、就活生の選考方法です。
三井住友信託銀行では、就活生を学歴別で選考しています。
リクルーターが面談のていで一度学生に会うそうですが、その内容は完全に選考なのだそうです。
そして、MARCH出身のリクルーターはMARCHの学生を、早慶出身は早慶を、国立出身は国立を、と完全に学歴別で選考します。
やはり学歴がなければ入社はかなり難しく、採用されるのはほとんどが早慶以上の学生です。
信託系は資格取得を頑張ってセカンドキャリアに繋げる!
信託系の社員はとにかく資格取得に追われます。
一般的な銀行系の資格と別に信託系の資格もあるため、取得すべき資格の数がかなり増えるそうです。
ちなみに、よく言う『証券アナリスト』の資格ですが、こちらは取得が必須ではなく、他にもいくつかある指定資格のうち一つを取れば良いとのことでした。
この資格の中のどれかを取っていなければ、調査役に出世できないため、取得は必須だと言えるでしょう。
こういった資格を取ることができれば、セカンドキャリアも選び放題ですが、正直転職する理由はあまり無いようです。
こういった資格を取って出世すればかなりの高給取りとなるため、わざわざ転職しようという気は起きない、とのことでした。
さて今回は、元三井住友信託銀行の松島さんにお越しいただき、『三井住友信託銀行の採用と闇』について伺いました!次回は総合商社のベンチャー、『株式会社いわい』の岩井社長にお越し頂きます!
それではお楽しみに!
⇒総合商社のベンチャー!就活生向け優良企業紹介【株式会社いわい】【vol.210】
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
投資信託って結局なんなの?
今回は、三井住友信託銀行の松島さんにお越しいただきました。
投資信託というと聞いたことはあっても、具体的にどんなものなのか説明できる方は少ないのではないでしょうか。
就活生も、そもそも投資信託がどんなものなのかわからなければ、信託銀行を就職先の候補に入れられないかと思います。
そこで、投資信託についてわかりやすく解説している資料をご紹介致します。
お金を束ねて投資してくれる
投資信託とは一体どのようなものでしょうか。
上記の画像にも記載されていますが、投資家達が預けたお金を運用の専門家が一つの大きな資金として束ねて、株式や債券などに投資・運用する商品です。
運用の専門家達が様々な投資商材から投資先を選りすぐって投資するので、個人で投資するよりも安心感がありますね。
ただし元金が保証されている訳では無いので、預けたお金が減って返ってくる、ということもあり得ます。
ある程度資金に余裕がある人におすすめの投資が、『投資信託』なのですね。
また、個人で行う投資よりも一口の金額が大きいことも特徴の一つです。
まとめ:三井住友投資信託、入社できれば安泰!?
いかがでしたか?
今回は、元三井住友信託銀行の松島さんにお越しいただき、『三井住友信託銀行の採用事情と闇』についてお話いただきました。
三井住友信託銀行の業務は、扱う商材が多かったりノルマがあったりと、社員にとって常にある程度プレッシャーがかかる状況です。
また、必要となる資格の数が多いため、ハードな業務をこなしながら勉強する必要があります。
昇進のために必須の資格などもあり、一定の年齢までに資格を取れなければ事実上昇進の道は閉ざされます。
ただし資格取得さえ乗り越えれば、その後は給料も高く安泰です。
また、新卒の採用事情ですが、採用されるのはほとんどが早慶以上の学生です。
選考は学歴別に行われるため、低学歴にはほとんどチャンスはないと思って良いでしょう。
さて今回は、元三井住友信託銀行の松島さんにお越しいただき、『三井住友信託銀行の採用と闇』について伺いました!次回は総合商社のベンチャー、『株式会社いわい』の岩井社長にお越し頂きます!
それではお楽しみに!
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