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前回のおさらい:起業のタイミングと必要な準備について|vol.031
前回の「起業のタイミングと必要な準備について」では、「最低限の生活ができるだけの利確をしてから起業すること」、「ベンチャー企業で決裁権者との繋がりを作っておき、起業時にサポートしてくれる体制を整えること」がオススメだというお話でしたね。(決裁権者に関して詳しくはこちらを参考:決裁権者とは?)
そして、一般的には20~30万円/月ほど利確をしてから起業する方が多く、決裁権者と繋がりを作りやすいのは大企業ではなくベンチャー企業だというお話もありました。
ベンチャー企業は色々な中小企業とやり取りをする分決裁権者とつながりやすいんでしたね。
さて、起業を見据えてベンチャー企業に就職したものの、自分が全然活躍できなかったらどうしようといった不安もあるかもしれません。
今回はそういった不安要素であるベンチャー企業に就職した場合のデメリットについてお話します。
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今回のお題:ベンチャー企業のデメリットって?
ベンチャー企業に就職するというのは夢もありますが当然不安もありますよね。活躍できるだろうか・・・潰れないだろうか・・・。
今回はベンチャーのいいところばかり見ていくのではなく、ベンチャーのマイナス面についても見ていきましょう。
自分がポンコツだったらどうなる・・・?
今回も現役神戸大生の加藤君が質問をしてくれます。
「ベンチャー企業のデメリットを教えてください。」
そうですよね、メリットばかりに目を向けていてはダメで、しっかりデメリットも把握しておきたいと思うのは当然ですよね。株本氏は以下のように回答してくれました。
自分がいざ入社して働いてみるとポンコツだったとして、大手企業の場合は「許されます」「なんとかなります」「守ってくれます」。一方ベンチャー企業だった場合
「・・・結構ヤバイよね!(笑)」
ベンチャー企業だからこそ活躍すれば美味しい汁が吸える。つまり、給料がたくさんもらえるということ。しかし、活躍できなかったら・・・株本氏でもわからないくらいそれは怖いことだそうです(笑)
ベンチャーで全然活躍できなかったとしたらユウキちゃんはどう思う?といった株本氏の質問に対して、ユウキちゃんが少し考えて口から出た言葉は「一緒にいたくない(笑)」
キツイですね・・・(笑)
しかしベンチャー企業にはそういうリスクがあるからこそ夢がある、とポジティブに考えなくてはダメだし、結果が出ないんだったら「出るまで頑ればいいだけ」の話、と株本氏は語ります。
確かにそうですよね、何のリスクも侵さずに甘い蜜だけ吸えるなんてことはないのです。世の中はそんなに甘くないですよ!(蜜だけに)
そうはいっても活躍できるかどうかは不安であることは変わりませんよね。
ではベンチャー企業ではどういった人が活躍しているのでしょうか?
神戸大学やMARCHといった学歴のある人ならベンチャー企業で必ず活躍できる!?
続いて話はどういった人がベンチャー企業で活躍できるかに変わります。
神戸大学やMARCHといった学歴の人で、ベンチャーに行った人は僕の周りでは大体活躍してますね。と株本氏は言います。株本氏の個人的見解だと、それくらいの学歴がある人なら皆ベンチャーで活躍できるそう。
確かに、そのあたりに行ける人の地頭は普通の人よりか良さそうです。
神戸大学出身の加藤君もそれを聞いて安堵し、思わず笑みがこぼれます。ユウキちゃんもベンチャーで活躍してる人はカッコイイしモテそう、とベタ褒めです!
ある程度の学歴がある人はベンチャーでの活躍の見込みもあることから、ベンチャーを株本氏はオススメしているようです。続けて株本氏はこう締めくくります。
「ビジネス的な成長という意味でも小さな船で船長をやった方が中規模の船の1歯車になるよりか絶対に美味しいですよ。何より楽しいうえにやりがいもあり、経験も積める。」(船についての話はこちら:大手企業に就職すれば年収1000万円稼げるの?【vol.004】)
「リスクは重々承知の上で自分の選択肢を選んでいくことが大事!」
例えば、リスクを知らないで突っ込んでしまうのはそれは「無謀」ですが、リスクを承知のうえで分析し、危険を顧みず突っ込むのは「勇気」です。ある程度学歴のある人は「ベンチャーに行けばいい!」と単純に考えるだけではなく、しっかりリスクも考慮しておきましょう!
さて、次回は大企業に勤務している人が家を買ったらすぐに転勤させられる!?という噂について株本氏がお話します。お楽しみに!
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
ベンチャー、メガベンチャー、スタートアップの違いって?
今回は「ベンチャー企業のデメリット」についてのお話でした。ベンチャーにももちろんデメリットはありますが、それを知ったうえでしっかり自分の選択をしていこう!といったお話でしたね。
さらに、ある程度学歴のある人ならベンチャーに就職しても活躍できる見込みが高いというお話もありましたが、そもそもベンチャーってどういう定義なのでしょうか?
以下ではベンチャーの曖昧になっている定義について見ていきます!
ベンチャーって何?
ベンチャーとは英語ではVentureと表記し、「冒険的」や「(危険を冒して)進む」といった意味があります。ですので、ベンチャーとは少人数の会社で今までになかった事業や革新的取り組みを行っている企業を指します。
普段何気なく使っているベンチャーという言葉ですが、私たちは時と場合によって「メガベンチャー」や「スタートアップ」という言葉を使い分けている時があります。
この言葉の意味の違いをなんとなくわかってはいるけど、なんとなくわかっていないのが実際なのかな、と思います。
実際ベンチャーという言葉に決まった定義はなく、ベンチャーと名乗ればどんな企業でもベンチャーになれてしまうのが現状です。では私たちはどういった意味で自然とこれらの言葉の使い分けをしているのでしょうか?
メガベンチャーとは?
メガベンチャーといえば有名どころでDeNAやサイバーエージェントを思い浮べる方が多いかと思います。
一言で言えば大規模なベンチャー企業という意味でこの言葉を使っている思います。ただし、メガベンチャーと呼ばれている企業はもはや大抵の場合大手企業に属すほど規模が大きくなっています。そこで、なぜ大企業と呼ばずにメガベンチャーと呼ぶのかというと、やはり聞こえがいいからです。
大企業と言うよりメガベンチャーと言った方が「何かワクワクするようなことができそう」だったりだとか、「若い人が多くて活気がありそう」といったイメージを持ってもらいやすくなりますよね。
実際、メガベンチャーと呼ばれるところはそういうところが多いと思いますが、それを伝えたいからメガベンチャーと呼ぶんですね。つまり、求職者向けの言葉といってもいいでしょう。
もう一つ特徴をあげるとすれば、「世の中に新風を巻き起こすような新たなチャレンジをしている企業である」ということもメガベンチャーと呼ぶための必要な条件かなと思います。実際メガベンチャーはそういった革新的な事業が多いですよね。
スタートアップとは?
スタートアップとは、急成長をするために投資を先行させ赤字が続いており株式で資金調達をし続け、大きなシェアと売り上げを達成するために活動している企業のことを指します。これもしっかりとした定義はありませんが、一般的にはこんなイメージで使われているはずです。
ですので潤沢な資金があり、それを回して事業開始から毎月常に黒字です。といった企業はスタートアップとと呼ぶには少しずれていると思います。
最初はただでエサを巻いておいて後で一気に回収するイメージですね!ですのでスタートアップと呼ばれる企業の大半が最初の数年間は赤字のまま事業を進めていきます。
大学発ベンチャーの創出大学ランキング
これは私もこの記事の執筆中に知ったのですが、大学発ベンチャーと呼ばれるベンチャーが日本に1000社ほどありまして、VBと呼ばれているそうです。
簡単に言うと大学関係者(教授や生徒)が立ち上げたベンチャー企業です。そして以下が大学別のVBの数となっております。
大学発ベンチャー企業の経営実態調査/帝国テータバンクより抜粋
圧倒的に東大が多いようです。続いて京都大学、東北大学とやはり頭の良い大学から創業されることが多いようですね!
まとめ:デメリットもしっかりも知ったうえで自分の選択をしよう!
今回、「ベンチャー企業のデメリット」という点にスポットをあてて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ベンチャー企業は華やかな仕事だったり創造的でワクワクする仕事といったイメージが強く、あまりデメリットの部分に関しては倒産の部分くらいしか考えたことが無いかもしれません。
しかし、もちろんほかにもデメリットはあって、自分が全然活躍できなかった場合は「ヤバイ」ことになってしまうかもしれないという点もあります。
(※大手企業とベンチャー記事のメリットデメリットを比較しているのでぜひ参考にしてみてください!⇒カルチャーショック!ベンチャーだと褒められて、大手企業だと怒られる行動とは?)
今回は、それらのデメリットを重々承知したうえで自分の選択をすることが重要というお話でした。
さて、次回は大企業に勤務している人が家を買ったらすぐに転勤させられる!?という噂について株本氏がお話します。お楽しみに!
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