本記事の目次
前回のおさらい:三井住友信託銀行の年収は、高い!!
前回、「総合商社のベンチャー!就活生向け優良企業紹介【株式会社いわい】【vol.210】」では、株式会社いわいの岩井社長にお越しいただきました。
株式会社いわいは、主に化学石油プラントに工具などの部品を販売している総合商社です。
新卒が入社すると、
- 既存顧客への営業
- 社風作り
- 新しいビジネスモデルの構築
を担当します。
社風作りの一例としては、運動会委員会や社員旅行の企画を新卒が行います。
新しいビジネスモデルの構築については、現在進行中の新規事業やこれから立ち上げる事業の中核を、ぜひ新卒に体験してほしい、とのことでした。
また、株式会社いわいが扱う業界は、大卒を採用することが少なく、業界全体で人気もないため、新卒の数が少ないです。
優秀な学生が入社した際には必ず注目されるので、活躍の場も自ずと作られる、とのことでした。
ビジネス戦闘力を上げたい学生は、ぜひ動画の概要欄から応募してください!
さて今回は久しぶりの質問回答コーナーです!今回のお題は『経費』について!経営者は経費で豪遊できる!?
それではお楽しみに!
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今回のお題:経費ってなんでも落とせるの?
今回株本氏の元に届いた質問は、『経費ってなんでも落とせるの?』というものです。
株本はどうせ経費で豪遊してるんだろ!羨ましい!!!
という皆さんの疑問と妬みに、株本氏が反論します!
『経費でなんでも落とせる』は嘘!?
結論を先に言えば、なんでも経費で落とせる訳ではありません!
そもそも経費について正しく理解していない視聴者は多いかと思いますので、簡単に説明します。
経営者や自営業者と飲みに行くと、『これ経費だから』といったセリフを聞くことがあるかと思います。
これが『経費=使い放題の魔法のお金』という誤解を生む原因になるのですが、経費は魔法のお金でもなんでもありません。
経費とは、『会社のお金』です。
経費は会社のお金!経費にすると何がお得なの?
経費=会社のお金、ということがわかりましたが、経費を使うと何がお得なのでしょうか?
経費を使うというのは、会社のお金を税引き前に使う、というイメージです。
具体的には、100万円の物を200万円で売って、会社に100万円の利益が出たとします。
しかしこの100万円には、ざっくり40%ほどの税金がかかるので、40万円は税金として納める必要があります。
すると、残る現金は60万円になってしまいます。
この際に、例えば
- お客さんと一緒に(打ち合わせなどの為に)食事に行って10万円使った
- 広告宣伝費を10万円使った
といった出費がかかったとします。この20万円は、200万円を売る為に必要だった原価として申請できるのです。
すると、100万円ではなく120万円がかかった原価として認められます。
残りの80万円に対して40%の税金がかかることになるので、税金として納める金額は32万円となります。
同じ出費でも、できるだけ経費で落とした方が税額が減ってお得になるのですね!
なんでも経費にしてOK!?
当然ですが、なんでも経費にして良い訳ではありません。
経費にできる/できないは、簡単に言えば『売り上げを作る為に必要だったかどうか』が判断基準となります。
例えば、『お客さんとの食事代』は、お客さんとの関係構築の為に必要ですよね?
ですが、『お客さんと食事に行く為に良い服を買う』のは、売り上げを作る為に必要な出費でしょうか?
それは別に、服買わなくても別の服でよくない?経費じゃなくない?と、少し曖昧ですがこのような判断になります。
そしてこのように、経費には曖昧な部分があるので、税務署がチェックする前に税理士が判断するのです。
なんでも経費で落とせると行ってる経営者はザコ!?
たまに、『それ経費で落とせるよ』と、なんでも経費で落とす経営者がいます。
ですがそれは、その会社が大して儲かっていないから、税務署が本気を出してこないだけです
税法上はアウトでも、税務署に相手にされる規模じゃないからOKになってしまっている、ということですね。
ある程度しっかり稼いでいると、税務署がきっちりチェックしてくるようになります。
その際に、周りの経営者はOKだと言っていたのに税務署的にはアウトで税金を請求される、なんてことがよくあります。
ちなみにこういったケースは、追徴税といって本来よりも多くの税金を取られるので、注意が必要です。
しょぼい経営者からのアドバイスを聞くと、ろくなことがないですね。。。笑
さて今回は恒例の質問回答コーナー!株本氏が経費について解説しました!次回は年収チャンネルに精神科医が初登場!精神科医って儲かるの?精神科医の実情を大公開します!
それではお楽しみに!
以下は、”当記事限定”で、今回の動画に関する補足解説を加えております。
貴重な就活と年収に関わる情報。何度も読み返せるよう、ブックマークしておきましょう♪
これもOK!?実は経費になるもの!
今回は株本氏が経費について解説しました!
なんでも経費で落とせるという訳ではなく、売り上げを作る為に必要な出費は経費として計上できる、という内容でしたね。
無茶してなんでも経費にするとあとで痛い目にあう、ということは理解してもらえたかと思います。
ですが、『経費にできるもの』を経費にしないのは、税務上かなり勿体無いのも事実です!
今回は、意外と経費にできるものについて解説します!
その気になればだいたいなんでも経費になる
・仕入れ費 | 原材料費などにかかった費用 |
・消耗品費 | 事業で使う文具類やオフィスの電球など |
・水道光熱費 | オフィスの水道代、電気代、ガス代など事業運営のために必要な費用 |
・通信費 | 事業運営に用いる携帯電話やパソコンなどの通信費用 |
・交通費、旅費 | 営業目的の移動費用や宿泊費用 |
・交際費 | 取引先との飲食代 |
・給料賃金、福利厚生費 | 従業員への給料や賞与、福利厚生関連の費用 |
上記の表は、個人事業主や経営者が経費にできるものの一覧です。
仕入れや消耗品費はもちろん、通信費や旅費も経費とすることができます。
また、水道光熱費なども必要な出費であると認められれば経費となります。
正直に言えば、
『プライベートの旅行も、アポイントの為とすれば経費にできる』
『私用の携帯電話の料金を経費にできる』
という風に拡大解釈することも可能です。
ただしもちろんこれは、税法上アウトな行為です。
- アポイントの為に経費で行った旅先で、少し観光して帰る
- 観光目的で行った旅の旅費を経費にする
この2つは明確に異なります。
皆さんは絶対にしてはいけませんよ!
まとめ:経費は魔法のお金じゃない!しょぼい経営者のアドバイスは聞くな!
いかがでしたか?
今回は、株本氏の元に届いた『経費ってなんでも落とせるの?』という質問に回答しました。
結論を先に言えば、なんでも経費で落とせる訳ではありません!
『経費=使い放題の魔法のお金』というのは、残念ながら誤解です。
経費とは、『税引き前に使える会社のお金』です。
例えば、会社の利益が100万円あったとして、その100万円には40%の税金がかかります。
この利益100万円を生み出す為に、20万円が必要だったとして経費申請すれば、100万円-20万円の80万円に対して税金がかかることになります。
前者では税額が40万円、後者では税額が32万円と、20万円を経費申請することで8万円得したことになりますね。
ただし経費は、『利益を生み出す為に必要な出費』に限られますので、不要な物品の購入費や、プライベートでの食事代は経費になりません。
さて今回は恒例の質問回答コーナー!株本氏が経費について解説しました!次回は年収チャンネルに精神科医が初登場!精神科医って儲かるの?精神科医の実情を大公開します!
それではお楽しみに!
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